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「よいデザイン」がつくられた 現場へ

よいデザイン、優れたデザイン、 未来を拓くデザイン 人々のこころを動かしたアイデアも、 社会を導いたアクションも、 その始まりはいつも小さい

よいデザインが生まれた現場から、 次のデザインへのヒントを探るインタビュー

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今回のお訪ね先

有限会社石和設備工業

会社の活動の先に社会がある (前編)

2026.6.19

公共トイレをつくった水道工事会社──そう聞くと、地域貢献やCSR活動の一環を思い浮かべるかもしれない。しかし、埼玉県所沢市の石和設備工業が手がけた「インフラスタンド」は、そうした物語とは少し異なる。ショールームの発展形として公共トイレをつくるという非常にユニークな試みから始まったプロジェクトは、会社の未来を見据えた経営戦略としてスタートした。会社の活動を突き詰めた先に、人が集う場が生まれ、企業や行政を巻き込みながら、やがてコミュニティや防災へとテーマが広がっていく。声高に社会貢献を掲げるのではなく、会社の活動の先に社会がある。その実践について、石和設備工業代表の小澤大悟さんに聞いた。


ビジネスから始まった公共トイレ

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公共トイレでありながら、ベンチや手洗いを備え、人が自然に立ち寄れる場として計画されたインフラスタンド。地域の新たな居場所として機能している。

― 2022年8月にインフラスタンドがオープンし、数年で街のランドマークとなりました。この取り組みは、まちづくりや社会貢献の側面で語られることが多いと思います。まず、この発想がどこから生まれたのか、教えてください。

小澤大悟(石和設備工業代表取締役) 持続性という考え方は、まちづくりではとても大切だと思っています。ただ、僕の場合、この取り組みの出発点はビジネス発想でした。インフラスタンドは元々、自社の資材置き場を活用した公共トイレですが、会社の認知度向上や採用にもつながる場になればと考えていました。

しかし活動を続けるなかで、人が集い、地域のプレイヤーがつながる場へと発展していきました。結果として採用や広報にもつながりましたが、今では地域に開かれた実験の場としての意味合いが大きくなっています。

― だからショールームと形容されているのですね。

小澤 インフラスタンドを中心に、ここで年に数度「KAWAYA市」というイベントを開催しています。イベントには、お金がかかります。僕らくらいの規模の会社では、その費用は決して小さな負担ではありません。

けれども、それを採用費や広報費として考えたら、むしろ安いと思ったんです。採用で成功している企業の話を聞くと、一人の応募者を集めるためにかなりの費用をかけている。でも僕らは、そんな予算を捻出できる会社ではありません。

一方で、このインフラスタンドや「KAWAYA市」の活動を続けたことで、会社に興味をもってくれる人が増え、今までに5人の採用エントリーがありました。そのうち実際に入社してくれた人もいます。それだけでも十分、やったことに意味があります。

それに、こうしてメディアにも取り上げてもらっています。新聞や雑誌に載せていただくこともありますが、それを広報費に換算したら、かなり大きな金額になると思うんです。

だから、まちづくりではあるけれど、ちゃんとビジネスとして成立させているし、費用をかけていくことができる。それが続けられている理由だと思っています。

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石和設備工業代表取締役・小澤大悟さん。水道工事の仕事から見えてきた課題を起点に、インフラスタンドの構想を形にしてきた。

人が集まる場をつくる

― 最初からそこまで見えていたのでしょうか。

小澤 そこまで先を見越して整理していたわけじゃなく、やってみてわかったことがすごく多かったですね。あと、本当に人との出会いが大きかったです。

僕は生粋の水道屋なんですよ。社会に提供できる自分のスキルって、水道工事しかないと思っています。でもイベントをやると、建築家の方やアーティストの方を紹介してもらえたりするんです。そうすると、その人たちの考え方や感性に触れる機会が生まれる。

「あ、この人すごくおもしろいな」と思ったり、「こういう見方もあるんだ」と思ったり。逆に僕からも、まちづくりの話や現場の話をしたりします。そういう出会いが、どんどん広がっていったんです。

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2022年に開催された第1回目のKAWAYA市。小さな関係性からの始まりだったが、回を重ねるごとに参加者や地域のプレイヤーの輪が広がっていった。

― 専門外のイベントを始めるのは簡単ではなかったと思いますが、「KAWAYA市」はどのようにして始まったのですか?

小澤 インフラスタンドの構想段階からマルシェの開催は計画していたんです。最初は本当に小さく始めました。敷地内のスペースを利用して、僕らがお店のリフォームをやったカレー屋さんに来てもらったり、場所を借りてこのインフラスタンドの植栽をやってもらった植物屋さんにも来てもらったり……。そういう関係性から始まったんです。そこに、所沢市さんが入ってくれて、西武鉄道さんが入ってくれて、少しずつ広がっていきました。

なぜ「水道屋」がトイレだったのか

― そもそも、なぜ公共トイレだったのでしょうか。水道工事会社がそこへ向かうのは意外な感じもします。

小澤 僕ら水道屋の仕事は、目に見えないんです。壁の中に隠れている配管だったり、土の中に埋まってしまう配管だったり、本当にそういう仕事が中心です。もちろん現場では、すごく丁寧に施工しています。自分としては「今回すごくきれいにできたな」と思うこともありますし、写真を撮って見せたいくらいの気持ちでやっています。

でも、お客さんからすると、その配管がどれだけきれいでも、価値が上がるわけではない。ものすごくきれいに施工したからといって、10万円の仕事が15万円になるわけではない。もちろん当たり前なんですけれど(笑)。ただ、やる側としては、やっぱりこだわりたくなる。でもそのこだわりが、お客さんから見ると「見えないもの」なんです。

そのことに、どこかずっと違和感がありました。だったら、僕らの仕事で、もっと目に見えて評価される場所って何だろうって考えたんです。そこで出てきた答えが、トイレでした。

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内部には大きな開口や照明計画を取り入れ、安心して利用できる空間を実現。公衆トイレの新しいあり方を提案している。

― トイレという選択には、水道工事会社ならではの意味もあったのですね。

小澤 ありました。一般に住宅を建てる際、キッチンやお風呂、洗面所などの水回り設備は、お客さんとの窓口となる元請側や建築側が、どの製品を採用するかを含めた予算管理を担うことが多いんです。一方で、実際の設置や配管工事、その後の維持管理は、僕ら水道屋が担う。もちろん建築側には全体をまとめる役割があるのですが、実際に手を動かし、長く設備に関わっていく立場として、その役割のあり方には以前から疑問を感じていました。

ただ、トイレだけは昔から「ここは水道屋さんが担当していいよ」という慣習があるんです。トイレは配管も器具も含めて、全部、自分たちで責任を持てる場所です。だから業界の感覚でいうと、水道屋にとって特別な領域みたいなもので、利益も出せるし、責任も持てる。僕らの仕事がちゃんと見える場所でもあったんです。だから、僕らの広告塔になる可能性があるとしたら、トイレしかないと考えました。

― そういう背景はまったく知りませんでした。最初から今のような公共トイレにする構想だったのですか?

小澤 いや、全然違います。最初はトイレの蓋を広告媒体にできないか、みたいなところから始めています(笑)。僕らは日々、膨大な情報に囲まれて暮らしていますが、トイレは、そのなかで唯一ちょっと静かに一人になれる場所なのではないでしょうか。狭い空間で、目に入る情報も少ない。だから、そこでトイレの蓋に何かあったら、絶対目に入るじゃないですか。効果はあると思ったんです。

業界向けの展示会にも出ました。担当の方も、エンターテインメント業界で受けるのではないかとおもしろがってくれて、「可能性はあるかもしれない」と言ってくれたし、僕も「これはいける!」と思っていました。

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便器の蓋を情報発信ツールへ転換する試み。後のインフラスタンドにつながる初期のアイデアの一つ。

― でも、それは実現しなかった。

小澤 広告としての導入は一つも実現しませんでした(笑)。理由は単純で、トイレの悪しきイメージなんです。例えばアイドルだったり、アーティストだったり、そういう人をトイレと結び付けて宣伝するかというと、抵抗があったんです。

今考えると当たり前のことです。かつてはもっと「汚い」「臭い」というイメージと結びつきやすかった。合理性はあるのに、広告主がいないという現実を突きつけられた時に、「あ、これは順番が逆なんだな」と気付いたんです。

トイレを活用して広告をつくる前に、まずトイレのイメージ自体を変えないといけない。そこから今の方向に変わっていきました。

― そうして、まずはトイレそのもののイメージを変えようと考えた。

小澤 たぶん僕自身、すごく行き詰まっていたんだと思います。この業界には、「下請け」として作業を淡々とこなすだけ、というような閉塞感があります。水道工事は、この先もずっと自分が関わっていく仕事です。だったら楽しくしたい。もっとやるなら、もっとおもしろくしたい。そのためには、自分にできることから始めようと思ったんです。最初は本当にそこからだったと思います。

― まずトイレのイメージを変えたいという思いが先にあり、その延長線上に公共トイレが浮かび上がったのですね。

小澤 トイレのことを考えているうちに気付いたんですが、屋外のイベントでは、トイレが安心して使えると滞在時間が長くなる傾向があるのです。長くいれば、そこでお金を落とす人も増えるし、人と交流する時間も生まれます。コミュニティにとっても、より濃い時間となりうるんです。

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水道工事会社のイメージ刷新にも積極的に取り組む。店舗空間も自らリフォームした。

小澤 そこから、屋外の公共トイレを中心にマルシェをやろうと思いつきました。これは「案外いけるな!」って感じました(笑)。ただ、一般に「公衆トイレ」と言うと、「できれば使いたくない」場所であり、「臭い」「汚い」をイメージしがちです。だからそこを気にしながらやっていきました。それさえクリアできれば、やる価値はあると思ったんです。最初から「コミュニティをつくろう」と狙ったわけではないんです。

「勝てる場所」を見つける

― インフラスタンドの設計はシン設計室の高橋真理奈さんが担当されています。当初は小澤さんご自身で行うことを計画されていたそうですね。

小澤 これまで自分もリフォームは経験しているので、社内のリフォームチームで行い、確認申請や手続きだけ、プロの建築家に依頼しようと考えていました。そこで高橋さんにお声がけしたのですが、話しているだけでも「建築家はすごいな」と思いましたね。できあがった図面通りにやるのが僕らの仕事なので、普段は建築家さんと関わることはないんです。初めて建築家に公衆トイレをつくりたいと相談したわけですが、その時、「参考になると思うので、一緒に渋谷の公共トイレ『THE TOKYO TOILET』を見に行きましょう」と誘ってくれたのです。

― 公共トイレの可能性を大きく広げたプロジェクトですね。そこからもヒントを得た。

小澤 ああいうすばらしいプロジェクトを所沢でやることに、おもしろさや意味があると気付いたんです。挑戦ですよね。渋谷の街なかで、われわれがトイレを建ててもインパクトはないだろうし、勝てる気もしないけれど、所沢で、まだ競争相手のいない中でやるなら意味がある、と背中を押されました。

高橋さんに言われるまで、参考にする発想すらなかったので、大きな刺激になりました。そのほか、公衆トイレとしては先駆的存在の渋谷ヒカリエの「スイッチルーム」の事例も教えてもらいました。高橋さんとの出会いから、大きな影響を受けたので、ぜひ一緒に関わりながら学びたいと考え、内部で温めていたプランは一旦白紙に戻して、設計から依頼することにしました。

― 高橋さんとは、どのように出会われたのでしょうか。

小澤 高橋さんがちょうど前職から独立するタイミングで、クラウドファンディングをやっていたのを目にしたんです。もともと所沢出身で、都内で勤務していたけれど、独立するので所沢で起業するという内容でした。

そのクラウドファンディングの文章がすごくユニークだった。所沢愛も感じる一方で、みんなが思っている所沢の少し野暮ったいイメージにも触れていて、共感したんです。「この人の考え方はおもしろいな」と思いました。

― それが直接仕事につながったんですね。

小澤 返礼品の中に「建築にまつわる困りごとを相談できる」というコースがあったので、それを支援したのがきっかけでした。だからすごく単純なんですよ(笑)。

― 髙橋さん自身も、所沢という街に関わりたい思いがあった。

小澤 そうだったと思います。本人も「地元から逃げていた」と表現をされていましたね。学生時代もほとんど所沢にいなくて、帰って寝るだけ、みたいな感じだったそうです。だから所沢とちゃんと向き合ったことがなかったんじゃないかなと思います。ずっと外から見ていて、「それでいいのか」と思ったんじゃないですかね。

本人に聞かないと分からないですけれど(笑)。でも、多分「今こそ地元に恩返しする時だ」と思ったんじゃないかなと思います。

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トイレ単体ではなく、植栽や周辺空間も含めて計画。公衆トイレのイメージを刷新する場づくりが行われている。

― 後編で、高橋さんにご登場いただき、そのあたりのお話を伺いたいと思います。

プレイヤーがつながるまちづくり

― さて、小さな一歩から始めた「KAWAYA市」は、地域のプレイヤーやコミュニティ、拠点と連携していきます。2023年からはエリア回遊イベント「TOKOROZAWA DESIGN WALK」ともつながり、インフラスタンドの認知度も高まっていきました。

小澤 実は「KAWAYA市」を始めた当初から、所沢市の社会実験プロジェクト「TOKOROZAWA STREET PLACE」の一環として開催しているんです。これは、高橋さんがインフラスタンドの取り組みを市役所に紹介してくださったことと、所沢市が公共空間活用やまちづくりに本格的に取り組み始めたタイミングと重なったことが大きな要因だったと思っています。

― よいタイミングで機会を得て、いろいろな方と出会い、つながっていったのですね。

小澤 所沢は5年前ぐらいに比べ、変わってきているんです。以前は、街をつくるのは行政であり大企業で、自分たちはその外側にいる感覚がありました。住民は関心を持っていても、自分たちが主体的に動く場面はまだ少なかった。

でも近年、さまざまなイベントなどをきっかけに、地域のプレイヤーと自治体や企業がつながりはじめ、居心地のよい場所が増えてきています。行政も大企業も同じ目線で話を聞いてくれて、一緒にやろうと言ってくれるようになっています。そうさせたのは地域のそれぞれのプレイヤーたちだと思います。

「TOKOROZAWA DESIGN WALK」は、所沢市、西武鉄道、KADOKAWAグループも入っています。僕らも高橋さんも参画していますが、それぞれが並ぶような形で、まちづくりを進めるようになってきている。みんなが一生懸命やっていることを、大きな企業や行政も認めてくれたような気がしますね。今では自治体、大企業、民間プレイヤーの垣根もずいぶんなくなってきていると思います。

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小澤さんの呼びかけにより、インフラスタンド前にある西武鉄道の擁壁を使ってチョークアートイベントを実施。子どもたちも自由に絵を描き、企業と地域が新しい形で関わる場となった。

自分が勝てる場所を探す

― 小澤さんのお話を聞いていると、「自分に何ができるか」をすごく考えられている印象があります。

小澤 たぶん、自信がなかったんだと思います。僕は水道屋として、ものすごく技術があるタイプでもないんですよ。現場で誰よりも仕事が速いとか、誰よりもうまいとか、そういうタイプじゃなかった。だから、自分がどこで勝負できるかをずっと考えていました。

― それは二代目としてお父様から会社を継がれた経験とも関係しているのでしょうか。

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「自分が勝てる場所をずっと考えていた」と語る小澤さん。水道屋として自分に何ができるのか。その模索と経験が、インフラスタンドの発想につながっている。

小澤 ありますね。うちは家族経営だったんですけど、親の代で経営がうまくいかなくなった時期があったんです。その時に思ったのは、会社の問題は、会社だけで終わらないということでした。経営がうまくいかなくなると、家族の関係も崩れていく。家の空気も変わるし、みんな苦しくなる。

子どもだったので全部理解していたわけではないんですけど、すごく嫌だったのは覚えている。だから会社を継いだ時に、「仕事だけをよくする」のではだめだと考えた。働いている人も、その家族も、ちゃんと幸せにならないと意味がないと思ったんです。

― その発想はインフラスタンドやKAWAYA市の「人が集まる場所」につながっていきますね。

小澤 そうかもしれないですね。僕は多分、一人で何かをやるタイプじゃないんです。自分に特別な能力があるとも思っていない。だから、人に頼るんです。建築家の人に頼るし、植物屋さんにも頼るし、地域の人にも頼る。そうすると、自分ができないことが少しずつ埋まっていく。

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第4回KAWAYA市の様子。インフラスタンドを中心に道路へと出店が広がり、地域内外から訪れた多くの人でにぎわった。

小澤 コミュニティ形成そのものを目的としていたわけではありませんが、人が集まり、長く滞在できる場所をつくりたいという当初からの思いがあった。小さくてもいい、街に価値を提供したいという思いに、みんなが集まってくれた。結局は、思いを伝えるということを、ずっと続けてきたのかもしれません。

― 後編では、インフラスタンドの空間設計を手がけた建築家・高橋真理奈さんにもご登場いただきます。人と街をつなぐ空間は、どのような発想から生まれたのか。また小澤さんは現在、防災や環境循環にもつながる「循環型トイレ」の構想にも取り組んでいます。公共トイレから始まった挑戦が、どのような未来へ向かおうとしているのか。その続きに迫ります。

グッドデザイン探訪では、あるテーマを切り口にインタビューや仕事紹介の記事をお届けしています。今回のテーマは「未来福祉」。福祉は「しあわせ」や「豊かさ」を意味します。未来の社会をよりよくしたい。そのために、どのような壁を乗り越えていったのか。 先を見据えた未来へのデザインは、どこから始まったのかを語っていただきます。


公共トイレ インフラスタンド

石和設備工業/シン設計室

インフラスタンドは、埼玉県所沢市の水道工事会社・石和設備工業が、自社のショールーム機能を兼ねて整備した公共トイレである。トイレに加え、ベンチやカウンター、サイクルステーションなどを備え、通りがかりの人が気軽に立ち寄れる場として計画された。円形屋根や照明計画、自然換気などにより、公衆トイレに付きまといがちな「暗い・汚い・臭い」というイメージを刷新。さらにマルシェや地域イベントの会場としても活用され、地域コミュニティを育む新しい公共トイレのあり方を提示している。


受賞詳細
2024年度グッドデザイン賞 https://www.g-mark.org/gallery/winners/21075?years=2024

デザイナー
シン設計室 高橋真理奈


石黒知子

エディター、ライター

『AXIS』編集部を経て、フリーランスとして活動。デザイン、生活文化を中心に執筆、編集、企画を行う。主な書籍編集にLIXIL BOOKLETシリーズ(LIXIL出版)、雑誌編集に『おいしさの科学』(NTS出版)などがある。


白石ちえこ

写真家

町主催のモノクロ引き伸ばし講座を受講したのがきっかけで、写真を始める。写真家助手を経て、暗室で作品制作をしながら雑誌等の撮影を中心に活動している。

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