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2024年度 グッドデザイン賞 二次審査+ベスト100選考レポート! 結果は、8月23日通知

2024.08.19

数千点にも及ぶ審査対象が幕張メッセに展示される二次審査会。審査委員は一つずつ手に取り、応募情報を確認しながら朝から晩まで議論。3日間の審査の末、ついに二次審査通過対象(受賞内定)が決定!また最終日には「グッドデザイン・ベスト100」を決定する選考会も行われました。


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幕張メッセ 国際展示場(展示ホール4〜8)の隅から隅まで審査対象が並ぶ。

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膨大な審査対象を見るために会場内の移動は、自転車や電動キックボードでスピーディーに。

8月7日から9日の3日間にかけて行われた二次審査会。家具家電や業務用機器、また大型の自動車など、現品が展示できるものは現品を展示。建築物や取り組み・活動のデザインなど、現品が展示できない対象は、パネル資料や映像などが展示されていました。

一次審査と同様に1チーム4〜6名からなる審査ユニットごとに通過対象を決めていきます。二次審査通過対象は、グッドデザイン賞「受賞内定」となります。

聞いて、触れて、議論し尽くす、二次審査会

二次審査会では、審査委員の多くが幕張に泊まり、朝早くから陽が落ちるまで審査を行います。デザインを見て、触れて、着られるものは身につけ、乗れるものには乗り、通電し動かせるものは動かし、一つずつ体験したうえで、改めて提出された資料を読み、議論をし尽くします。

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審査対象を実際に使用してみる審査委員たち。

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審査委員とともに、学生インターンも応募対象を一緒に見て回りながら評価ポイントなどから学びを得ている。

実際にデザインを見たうえで、より理解を深める必要がある場合は応募者への「ヒアリング審査」も行われます。

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応募者とオンライン会議をつなぎ、質疑応答をする様子。ヒアリング審査は、審査委員から依頼があった場合のみ行われます。

また今年度も海外審査委員が幕張メッセに訪れ、ともに審査を行いました。世界のデザイン動向について、また海外から応募された対象は、自国でどんな受け入れられ方をされているかなど、通訳を交えながらディスカッションがされていました。

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今年度から参加したフォーカス・イシュー リサーチャーが「こんなにも応募対象1件1件について議論されているとは思わなかった」と驚くほど、各審査ユニットごとに納得のいくまで話し合いが重ねられ、二次審査の通過対象が決定しました。

数千点から選ばれるベスト100

二次審査通過対象のなかから審査ユニットごとに「グッドデザイン・ベスト100」の候補を選抜します。

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ユニットリーダー(審査ユニットの代表者)は、自分たちが選んだベスト100候補を他分野のユニットリーダーへプレゼンをします。

プレゼンでは、応募情報に加え、ヒアリング審査で聞いた内容や、審査委員自身が実際に体験しに行った時の気づきなどを踏まえて情報が共有されました。

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ユニット9 住宅設備のプレゼンを聞いて、建築家たちから「すごい!」と声があがる。その後、何がすごいのかが他の審査委員にも説明がされる。

「アウトカム」がある議論

ベスト100候補について、それぞれの領域の専門的見解、また業界ごとの背景などをインプットしたうえで、「グッドデザイン・ベスト100」選考会がスタート。

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専門とするデザイン領域とは異なるデザインにも、疑問や意見が投げかけられる。専門家からのアンサーも踏まえ検討される。

4時間以上の議論のなかで、意見が割れる場面もみられました。ひとつのデザインを多種多様な視点から分析し、持続可能なのか、人々にどんな影響があるのか、どんな社会をめざしているのかを考える審査委員たち。齋藤 精一さんの今年度のメッセージにも「さまざまな分野の審査委員が共通のアウトカムを持ち議論を重ね審査を行う」とあるように、デザインで「ありたい未来」を創造するための話し合いが行われ、「グッドデザイン・ベスト100」も決定しました。

二次審査の結果は、8月23日に通知

二次審査の結果は8月23日に各応募者へ通知されます。二次審査通過者は公開情報・受賞展展示情報の登録、そしてベスト100プレゼンテーション審査の準備がはじまります。

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ベスト100プレゼンテーション審査を経て、グッドデザイン金賞などの特別賞が決定していきます。

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グッドデザイン賞の賞の種類。

詳しいスケジュールや、これからの手順は、グッドデザイン賞公式サイトをご確認ください。

大橋真紀

編集・執筆

ウェブメディア「.g Good Design Journal」の編集チームのメンバー。外部メンバーとして、コンテンツの企画や編集、執筆を行う。

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